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うるずん
若夏

日本の音と外国の音を
バランス良く吸収したら、
やりたい音楽が見えてきた。
 

異文化が出あって、新しい文化が生まれます。
音楽もまた、そうして進化を遂げてきました。
若夏は、日本の楽器である三味線や和太鼓、尺八、
そしてギターやベース、ドラムの音をミックスさせて演奏するするバンド。
ジャンルの枠を取り払い、広い音の可能性を見つめながら、
ダイナミックに自由な演奏活動を続けています。







クラシックやロック、ジャズ、民謡。
それぞれのメンバーが
違うジャンルの音を
熟知しているからこそ
新しいリズムを
生み出せるのです。


 
 
 

和洋の音楽文化をミックス。
自由にバンドの音を探る。

きっかけは、沖縄の三味線・三線(さんしん)の弾き方を教わっていた先生の一言。
「伝統ある文化をそのまま受け継ぐのも大切です。けれど若い人は若い人で、
もっと自由に演奏を楽しむ道を見つけてみたら?」
その時生徒だったメンバーの代表・金子さんが思い立ったのが、
バンド・若夏(うるずん)の活動。
尺八や三味線など日本で古くから演奏されてきた和楽器と、
ギターやベース、ドラムなどの洋楽器。
それぞれの音の持ち味をミックスさせて、エネルギッシュな演奏を聞かせてくれます。
ギターのソロ演奏の後にエレキ三味線のソロ演奏が始まったり、
ドラムと和太鼓のセッションめいたリズムの絡みがあったり。
どこかで聴いたことのある曲も、若夏のアレンジにかかるとダイナミックに響いてくる。
風通しがいいような、とても自由な感じがするのです。
 
 

PROFILE

バンド名は沖縄の言葉で”初夏”という意味。
沖縄の三線演奏で無形文化財にもなった石垣政勝氏のすすめから、
1990年に結成。週に1回、宗像郡玄海町にある民家を改造した一室に集まり練習中。
3ヶ月に1回のペースでライブもこなす。
問い合わせ:金子純一郎 電話0940・37・3266
 

若夏で見つけた、こんなモノ
〜手づくり三線〜

クッキーなどの空き缶に杉の木で棹をつけ、3本の糸を張ってできあがり。これは、
沖縄の学校のクラブ活動やPTAの間で実際につくられている手作りの三線です。
もともとは戦時中につくられていたものだとか。
三線の音色が暮らしに根付いていた沖縄では、物資が少ない時代にも、
こうして身近にある廃材を利用して三線をつくっていたのです。
今でも沖縄の人々はリサイクル活動にとても熱心。
手軽にできる三線作りを通して、
子供たちにも三線の文化が身近なものとして伝わっています。
 

いろんな”壁”を少しずつ崩しながら
磨き続けるテクニック。

和と洋。違うテイストをミックスさせようとすると、やはり間をとるのがむずかしい。
特に和楽器の奏者にはかなりの経験とテクニックが求められます。
西洋音楽は七音音階であるのに対して、
日本音楽は五音音階を基礎として曲が作られています。
たとえば尺八なども、五音音階で演奏するためにできた楽器。
洋楽器と音を合わせようとした時、どうしても音のズレが出ててしまうのです。
そこで若夏で尺八を演奏す矢野さんは自分の尺八にもう一つの穴を空けて、
この問題を解消したとか。
いろんな”壁”を少しずつ崩しながら、新しい音楽をつくり出しています。
 

誰もがつい引き込まれるメロディとリズム。
地元のお祭りやイベントでも大活躍。


おそろいのはっぴを着て、イキのいい演奏を届ける。若夏はソロライブの他、
地元のお祭りやイベントからも出演依頼が寄せられる人気者。
年代や性別を問わず、幅広い客層の心をつかんでいます。
見慣れないいで立ちに、観客は最初からびっくり。なんだなんだと思ううちに、
三味線あり、尺八ありのバンド演奏にどんどん引き込まれていくのです。
沖縄の民謡や日本の祭り歌をベースにしたリズミカルな曲など、
つい踊りたくなる演奏もたくさん。
小さなこどもがなじみやすいようにと、時にはウルトラマンのテーマなどにもチャレンジ。
こんなやさしい心くばりもまた、多くの人々に愛されている理由なのですね。
 
 

MEMBER'S VOICE

みんなそれぞれ違う
ジャンルから集まったバンド。
和洋折衷の音楽を、
全員で極めていきたい。

クラシック、ジャズ、ロック、民謡・・・。
若夏はまったく違うジャンルで演奏していたメンバーが集まり、生まれたバンドです。
お互いに持ち寄るテイストはバラバラ、けれどそれがまた刺激になったりしています。
これまでクラシック一本だった人が和楽器に挑戦したり、
日本の民謡を洋楽器で演奏したり。
みんなで歩み寄りながら、和洋折衷の音を極めていきたいと思っています。
メンバーも募集中。特に和楽器パートの経験者が入ってくれたら心強いですね。
日本の新しい音楽はあなたの腕から生まれてくる!どんどんご連絡ください。
また、お祭りやイベントにも音楽が欲しいときはぜひ声をかけてください。
たくさんの人に楽しんでもらえるなら、すっ飛んでいきますよ。
(バンド代表・金子純一郎さん談)


以上は、マイルームガイド 福岡版 1997年11/12号より

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